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中古マンションの価格上昇が28か月連続!?

今日は東日本不動産流通機構(通称レインズ)が発表した2022年8月の最新の首都圏中古マンションの売買物件の在庫、成約状況データがショッキングな内容だったからそのお話を。

8月の中古マンション成約物件の状況
2022年8月の首都圏の中古マンション成約件数が前年比-10.3%の2桁減でした。2022年7月は前年比+3.4%だったけどここにきてまた減速気味。6月は-7.9%、5月は-12.7%

――Mido
2022年にはいってからずっとこんな感じで前年比割れが続いているけど成約件数-10.3%はひどいな~。幡ヶ谷ベースの現場レベルでいっても8月は確かに例年に比べて反響数は低かった。成約数もちょっと寂しい感じ。

成約㎡単価
2022年8月の首都圏の中古マンションの成約㎡単価は前年比+13.4%の2桁上昇。これは2020年6月から28か月連続で前年同月を上回っているとのこと。

――Mido
成約件数が前年比-10.3%減というのもひどい数字だけど、成約㎡単価が前年比+13.7%とかなりの上げ幅を継続中。これは単純に価格の上昇についていけていない消費者が多いことで成約件数が落ちているということの典型的なパターンだと思います。

ちなみに、市場で現在販売中の物件(在庫件数)は前年比で+10.8%増だった。と、言うことは勘の良い人だったらもう分かると思うけど28か月も連続で価格が上昇していることで売主と消費者とのあいだに価格乖離が生まれ成約しない。だから市場在庫が増えているという悪いトレンドサイクルになっているということです。

最近の現場での感覚だと高すぎてすぐ売れない価格改定が進んでようやく決着するという傾向が強いように思う。逆に売れる物件は「適正な価格すぎて内見、申し込みが殺到して取り合いになる」感じ。まぁこれは前からもそうだったけど最近はこの現象がより顕著に表れているように感じます。

9月にはいって状況が一変!
8月の暗い雰囲気とは打って変わって9月にはいった途端に風向きがかわりました。反響数も一気に増えて週末はスタッフがフル稼働でスケジュール調整に追われるレベル。

幡ヶ谷ベースのメンバーの方には毎週の会員メールで送ってるけど9月に入って価格改定物件の数も増えて値ごろ感のある物件が増えてきたことも市場が動き出してきた要因のひとつかもしれない。

今回は2022年8月の市況データの紹介だったけど、2022年9月の市況データの発表がまた1か月後にあるから最新データがレインズで発表されたらまたBLOG更新しようと思います。

Profile

代表 緑川
1982.5 生まれ。2008.2 株式会社シンプルエストを創業。
地域密着型の中古マンション売買仲介とリフォームをメインにした幡ヶ谷ベースの運営に全力投球中。
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