「初台のマンション、今いくらくらいで売れるんだろう」と気になっている方、多いと思います。ネットで調べても、なんとなくふわっとした数字しか出てこなくて、結局よくわからない。そういう経験、ありませんか。
なので一度、ちゃんと整理してみました。国土交通省の不動産情報ライブラリに登録された2025年の成約データをもとに、初台エリアの売却相場を間取り別・築年帯別・坪単価別に分解しています。
データは国土交通省への登録分(110件・1R/1Kを除く)で、エリア全体の成約を網羅したものではありません。ただ、傾向をつかむには十分な量です。「だいたいこのくらい」という感覚を持ってもらえたら、と思います。
1. 2025年 四半期別の成約価格
まず全体の数字から見てみましょう。2025年の初台エリア(初台・渋谷本町を含む)で国土交通省に登録された中古マンションの成約件数は110件(1R・1Kを除く。国土交通省 不動産情報ライブラリへの登録分で、実際の成約総数はこれより多い)。年間の平均成約価格は約8,316万円、中央値は約7,150万円でした。
四半期ごとに分けるとこうなります。
| 取引時期 | 成約件数 | 平均成約価格 | 中央値 | 成約レンジ |
|---|---|---|---|---|
| 2025年 Q1(1〜3月) | 28件 | 7,950万円 | 6,250万円 | 1,600〜21,000万円 |
| 2025年 Q2(4〜6月) | 35件 | 8,586万円 | 8,000万円 | 1,900〜16,000万円 |
| 2025年 Q3(7〜9月) | 21件 | 7,376万円 | 6,500万円 | 2,000〜16,000万円 |
| 2025年 Q4(10〜12月) | 26件 | 9,108万円 | 7,300万円 | 4,500〜17,000万円 |
| 年間(2025年全体) | 110件 | 約8,316万円 | 約7,150万円 | — |
出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(2025年・初台・渋谷本町エリア)より算出
2. 間取り別の売却相場
間取り別に整理しました。自分の物件と近いところを確認してみてください。
| 間取り | 件数 | 平均成約価格 | 成約レンジ | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 1LDK | 26件 | 5,181万円 | 2,800〜9,900万円 | 築年・リフォームで大きく差が出る |
| 2LDK | 43件 | 9,895万円 | 3,500〜16,000万円 | 中央値1億円。渋谷区アドレスが価格を支える |
| 3LDK | 13件 | 1億3,338万円 | 4,800〜21,000万円 | 高額成約が多い。億超えが当たり前のゾーン |
出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(2025年全期間)初台エリア
2LDKの中央値が1億円というのは、正直なかなかの数字です。「渋谷区」「新宿まで1駅」というエリアのブランドが、価格をしっかり底上げしているのを感じます。
ただ、同じ2LDKでも3,500万円から16,000万円まで幅があります。築年数、リフォームの有無、階数、向き——こういった条件がすべてかみ合ったときに、はじめて高値成約が生まれるんです。ネットの自動査定で出てくる数字はあくまで参考値。個別にちゃんと見てもらうことが、損をしない売却への一番の近道です。
3. 坪単価で見ると、エリアの実力がわかる
「面積はわかるけど、高いのか安いのかよくわからない」というときは、坪単価で確認するのが便利です。1坪=約3.3㎡で計算します。
| 取引時期 | 平均坪単価 | 中央値坪単価 |
|---|---|---|
| Q1(1〜3月) | 約430万円/坪 | 約388万円/坪 |
| Q2(4〜6月) | 約484万円/坪 | 約519万円/坪 |
| Q3(7〜9月) | 約426万円/坪 | 約415万円/坪 |
| Q4(10〜12月) | 約501万円/坪 | 約435万円/坪 |
| 年間平均 | 約463万円/坪 | 約433万円/坪 |
出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(2025年)より算出
自分の物件の目安を出したい場合は、「専有面積(㎡)÷ 3.3 × 坪単価」で計算してみてください。たとえば60㎡なら、約7,874〜8,424万円が参考ラインになります。
4. 「築年数が古いから安い」は本当か?
「うちはもう築〇〇年だから、どうせ安くしか売れない」と思っている方、ちょっと待ってください。データを見てから判断してほしいんです。
| 築年帯 | 件数 | 平均成約価格 | 中央値 |
|---|---|---|---|
| 築10年以内 | 33件 | 1億603万円 | 1億円 |
| 築11〜20年 | 7件 | 1億4,571万円 | 1億5,000万円 |
| 築21〜30年 | 31件 | 8,974万円 | 8,000万円 |
| 築31〜40年 | 4件 | 8,475万円 | 6,700万円 |
| 築41年以上 | 35件 | 4,309万円 | 3,600万円 |
出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(2025年)より算出
注目してほしいのは、築41年以上が35件で最多という点です。全体の約3分の1が「築古物件」の成約なんです。初台は昭和のマンションストックが多いエリアですが、それでも買主はいる。古い物件を自分好みにリノベして住みたいという層が、しっかりいるんですよね。
「古いから売れない」「安くしか売れない」という思い込みは、一度外してみてください。今の買主にとって、あなたの物件がいくらの価値があるかは、査定してみないとわからないんです。→ まずは無料査定で確かめてみてください。
5. 初台で売るときに知っておきたい3つのこと
① 「新宿まで1駅」の強さは、今も変わらない
初台駅(京王新線)から新宿まで約3分。この立地の強さは、単身・ファミリー・投資用の買主すべてに響きます。「今が売り時かどうかわからない」という方も多いと思いますが、初台のアクセス需要は安定しているエリアです。タイミングで迷いすぎて機会を逃すのも、もったいないなと思います。実際にどんな物件が売れているか気になる方は、売却実績も見てみてください。→ 幡ヶ谷・代々木の中古マンション売却実績一覧|幡ヶ谷ベース
② 「渋谷区初台」という住所が、価格を底上げしている
同じ間取り・同じ築年数でも、住所が「渋谷区」というだけで響く買主層がいます。2LDKの中央値が1億円というデータにも、そのブランド力が出ています。なぜ同じ沿線・近いエリアでも価格差が生まれるのか、その構造を深掘りした記事も書いています。→ 【幡ヶ谷ベースが本気考察】初台・幡ヶ谷の「南北格差」とは?
③ 築古でも、リノベ前提の買主がいる
先ほどのデータでも出ましたが、成約の3分の1以上が築41年以上です。このエリアには、古い物件を自分好みに直して住みたいという買主が一定数います。「古いから安い」ではなく、「今の買主にとっていくらか」を正しく把握することが、後悔しない売却につながります。相場が確認できたら、次のステップとして売却の流れも見ておくといいと思います。→ 幡ヶ谷・初台・笹塚でマンションを売るなら知っておきたい|売却の流れ完全版2026
初台のマンション、今いくら?
売るかどうかは、相場を知ってから決めても遅くありません。
幡ヶ谷ベースは初台を含むエリアで地域密着18年。現地を知るスタッフが査定します。
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※本記事のデータは国土交通省「不動産情報ライブラリ」に登録された成約価格情報をもとに幡ヶ谷ベースが集計・分析したものです。登録されていない成約も存在するため、エリア全体の取引を網羅したものではありません。個別の物件によって成約価格は大きく異なります。売却のご検討は必ず専門家への相談を併用してください。