「渋谷区のマンション相場って、実際どれくらいなんだろう?」
「100㎡欲しいけど、渋谷区でそんな物件あるの?高すぎるんじゃ…」
そう思う方、多いんじゃないかと思います。
結論から言います。渋谷区のマンション相場は、100㎡超えクラスで見ると、選ぶエリアによって坪単価が最大8倍以上違います。
今回、幡ヶ谷ベースが2025年のレインズ成約データを独自に集計しました。実際の数字を見ながら、「渋谷区で100㎡超えを狙うなら、どこが現実的か」を一緒に考えていきたいと思います。
Data Source
レインズに登録された2025年1月〜12月・渋谷区内・専有面積100㎡以上の中古マンション成約データ59件を、幡ヶ谷ベースが独自に集計しました。物件名は一部、参考事例としてご紹介しますが、全データを個別に公開するものではありません。
Contents
渋谷区マンション相場、100㎡超えの2025年成約は59件
「渋谷区のマンション相場って、そもそもどれくらい?」という疑問に、まず数字で答えます。2025年1年間で、渋谷区内・専有面積100㎡以上の中古マンションの成約は59件でした。
渋谷区の中古マンション成約全体から見ると、100㎡超えはかなり少ない部類です。「広い家に住みたい」と思っても、そもそも市場に出てくる数自体が限られている。これが渋谷区のマンション相場を、100㎡超えという切り口で見るときの、最初の現実だと思います。
59件
2025年の渋谷区内・100㎡超え成約数
129.9㎡
平均専有面積
4.7億円
平均成約価格
実は「広尾」だけで3割超を占めている
「渋谷区の100㎡超え」と一括りに言いましたが、実はエリアがかなり偏っています。59件のうち21件(36%)が広尾エリア。さらに絞ると、日比谷線・広尾駅だけで19件(32%)と、単一の駅としては圧倒的です。
理由は単純で、広尾ガーデンヒルズ・広尾ガーデンフォレストといった大型レジデンスが、もともと100㎡クラスの住戸を多く抱えているからです。渋谷区で100㎡超えを探すと、検索結果の多くが自然と広尾エリアに集中する。これは知っておいて損はないと思います。
参考事例(一例)
広尾ガーデンヒルズ・広尾ガーデンフォレスト系
築1980年代〜2010年代・100〜150㎡クラス・成約価格はおおむね2.8億円〜7.5億円の幅で成約
ちなみに、こうした大型レジデンス群は「売却」の相場感を知りたい方にも参考になります。広尾エリアの売却相場は、広尾の中古マンション売却相場3年推移で詳しく解説しているので、あわせてどうぞ。
エリアで坪単価は最大8倍差
渋谷区の大型中古マンション相場を「渋谷区」でひとくくりにしてしまうのは、実はもったいないです。エリアによって坪単価がまったく違うからです。
| エリア | 成約件数 | 平均㎡単価 |
|---|---|---|
| 神宮前 | 6件 | 529.1万円 |
| 渋谷 | 2件 | 479.8万円 |
| 猿楽町(代官山) | 4件 | 471.9万円 |
| 南平台町 | 3件 | 470.2万円 |
| 神山町 | 4件 | 389.6万円 |
| 広尾 | 21件 | 320.4万円 |
| 松濤 | 2件 | 310.0万円 |
| 上原 | 2件 | 264.8万円 |
| 千駄ヶ谷 | 3件 | 189.1万円 |
| 代々木 | 4件 | 177.6万円 |
| 幡ヶ谷 | 2件 | 132.5万円 |
| 西原 | 1件 | 125.9万円 |
個別の成約で見ると、最も高かったのは神宮前エリアの992.7万円/㎡、最も低かったのは代々木エリアの123.3万円/㎡。同じ「渋谷区・100㎡超え」でも、その差は8.1倍です。エリア平均で見ても、神宮前と西原・幡ヶ谷では4倍以上の開きがあります。
「渋谷区」というだけで漠然と高いイメージを持ってしまいがちですが、実際はエリア次第でかなり現実的な価格帯も存在する。ここが今回、一番お伝えしたいポイントです。
新しいマンションほど坪単価はほぼ2倍
築年別に見ると、もうひとつ面白い傾向があります。
2015年以降築
500.8万円/㎡
17件
1990〜2014年築
274.9万円/㎡
28件
1990年以前築
274.2万円/㎡
14件
意外かもしれませんが、「1990年以前」と「1990〜2014年」の坪単価はほぼ同じです。差がはっきり出るのは2015年以降かどうか。ここ10年ほどの新しい供給が、価格帯をぐっと押し上げている形です。
逆に言えば、築年数にそこまでこだわらないなら、1990年代・2000年代の物件でも坪単価の面では大きく損をしないということ。ヴィンテージマンションのリノベを検討している方は、渋谷・代々木でヴィンテージ100平米をフルリノベしたい人へも参考になると思います。
駅からの距離でも差が出る
もうひとつ、駅からの距離も坪単価に影響していました。
| 徒歩距離 | 件数 | 平均㎡単価 |
|---|---|---|
| 徒歩5分以内 | 17件 | 450.0万円 |
| 徒歩10分超 | 13件 | 272.2万円 |
駅近ほど坪単価が高くなるのは想像どおりですが、その差は1.6倍以上。100㎡超えは総額が大きくなるぶん、駅距離1つで数百万円〜数千万円の差につながることも珍しくありません。「駅からの距離を少し妥協する」というのも、現実的な選択肢のひとつだと思います。
だから「幡ヶ谷・西原・上原・代々木」エリアが狙い目な理由
ここまでのデータを踏まえて、私たち幡ヶ谷ベースが拠点にしているエリアの数字も見てみます。幡ヶ谷・西原・上原・代々木エリアの成約は9件。平均坪単価は181.2万円/㎡、平均成約価格は2.4億円でした。
181.2万円/㎡
幡ヶ谷・西原・上原・代々木エリア平均
339.8万円/㎡
渋谷区全体平均
渋谷区全体平均(339.8万円/㎡)と比べると、約半分の水準です。もちろん供給数自体は少ないので、「今すぐ選べる」わけではありません。ですが、渋谷区内で100㎡超えを現実的な予算で狙うなら、このあたりのエリアは検討する価値があると思います。
幡ヶ谷・笹塚エリアでも、100㎡クラスの部屋は実はぽつぽつ出ています。ただ、広尾のように大型レジデンスがまとまってあるわけではないので、情報が表に出る前に動く必要があります。こういう物件こそ、地元の情報網が効いてくると感じています。
幡ヶ谷ベース 緑川
このエリアの売却相場については、幡ヶ谷エリアの中古マンション売却相場3年推移もあわせてご覧ください。物件の一覧は幡ヶ谷・初台・笹塚エリアの中古マンション一覧からチェックできます。
100㎡超えを探すときに気をつけたいポイント
最後に、100㎡超えを探すときに気をつけたい点をまとめます。
- 専有面積が広いぶん、ゆとりある間取りが選びやすい
- 大型レジデンスは共用施設や管理体制が充実している物件も多い
- 管理費・修繕積立金も面積相応に高くなりやすい
- 築年数によっては、間取りが今の暮らし方に合わないことがある
- 供給数自体が少ないため、希望条件を絞りすぎると出会えないことも
今、100㎡超えのマンションをお持ちで、売却を考えている方にも今回のデータは参考になると思います。査定や売却のご相談は、幡ヶ谷ベースの売却サポートからお気軽にどうぞ。実際に販売中の100㎡超え物件はこちらの一覧からご覧いただけます。
よくある質問
渋谷区で100㎡超えのマンションは、今からでも買えますか?
はい。市場に出てくる数自体は少ないですが、2025年だけで59件の成約がありました。エリアを絞り、根気強く情報を集めれば、現実的な価格帯で出会える可能性は十分あります。
一番安く買えるエリアはどこですか?
2025年のデータでは、西原・幡ヶ谷エリアの坪単価が渋谷区内で最も低い水準でした。ただし供給数自体が少ないので、タイミングを待つ姿勢も必要だと思います。
このデータはどこから来ていますか?
レインズに登録された2025年1月〜12月・渋谷区内・専有面積100㎡以上の中古マンション成約データを、幡ヶ谷ベースが独自に集計したものです。
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