「家を売っても、そのまま住める」
最近よく聞く「リースバック」。そんな都合のいい話、本当にあるの?と思う方も多いと思います。
結論から言うと、仕組み自体は本当にあります。ただ、メリットだけじゃなく、知っておくべき注意点もあるんです。
中古マンション売買の現場にいる私たちが、その裏側まで一緒に見ていきますね。
| 売却価格の目安 | 引越し | 契約形態 |
|---|---|---|
| 市場価格の7〜8割通常売却より低くなる | 不要周囲に知られにくい | 普通借家/定期借家ここが重要ポイント |
「自宅を売却して現金を手に入れつつ、そのまま家賃を払って住み続ける」
これがリースバックの基本です。3つのステップで見てみましょう。
売却
自宅を不動産会社や投資家に売却し、一括で代金を受け取ります。
賃貸借契約
売却と同時に賃貸借契約を結び、家賃を払って住み続けます。
買戻し(オプション)
将来、代金を支払って再度買い戻すオプションを付けることも可能です。
正直なところ、リースバックは「万人に最高」というわけではありません。
人によって、薬にも毒にもなるんです。まずは全体像を見てみましょう。
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 資金面 | 短期間で一括現金化が可能 | 売却価格は市場価格の7〜8割程度 |
| 生活環境 | 引越し不要。周囲に売却を知られない | 毎月の家賃支払いが発生する |
| 維持費 | 固定資産税や管理費の支払いがなくなる | 家賃設定が相場より高くなる傾向がある |
| 契約形態 | 将来の「買戻し」が可能 | 定期借家契約の場合、再契約できないリスク |
- 老後の生活資金を確保したいが、今の家を離れたくない
- 住宅ローンの返済が苦しく、競売を避けたい
- 相続対策として資産を整理し、現金を親族で分けやすくしたい
- 事業資金や教育資金など、急ぎでまとまった現金が必要
リースバックは「売却価格」だけで選ぶと、後の「家賃」で苦しむことになります。
いつまで住むか、買い戻すかどうか。出口戦略を明確にしてから契約することをおすすめします。
ここからは、少し踏み込んだ話をします。
リースバックで「こんなはずじゃなかった」と後悔する人は、だいたい次の点を見落としています。
ここ、テストに出るくらい重要です(笑)。
更新してずっと住める
借りる側の権利が強く、基本的には更新を続けて住み続けられます。「死ぬまで住みたい」ならこちらが一択です。
期限付きで終了する
「〇年で終わり」という期限付き契約です。更新は保証されません。買い手(業者)側はリスクを避けて、こちらを提案してくることが多いんです。
ここをなあなあにすると、数年後に住む場所を失うことになりかねません。
契約形態は、必ず事前にしっかり確認してください。
私たちの立場から正直に言うと、リースバックより普通に売却したほうが、手元に残るお金は圧倒的に多いです。
それでも、「今のマンションを離れたくない」「子供の学区を変えたくない」「一時的な資金繰りをつけたい」という事情がある方もいます。
だからこそ、幡ヶ谷ベースでは「とりあえずリースバック」はおすすめしません。
- 今のマンション、普通に売ったらいくら?
- リースバック後の家賃、5年払ったら総額いくら?
これらを比較して、リースバックが本当に正解なのか、あるいは「住み替え」や「リバースモーゲージ」がいいのか、フラットに提案します。
- 老後資金を確保したいけど、環境は変えたくない人
- 住宅ローンの支払いが苦しいが、競売だけは避けたい人
- 相続対策で、不動産を今のうちに現金化しておきたい人
- 事業資金などが急ぎで必要だけど、引越しはしたくない人
リースバックは「売って終わり」ではなく「売ってからがスタート」です。
契約書の細かい文字に、未来を奪われないようにしましょう。
営業時間 10:00~20:00
定休日 水曜日
京王新線「幡ヶ谷」駅北口徒歩2分
東京都渋谷区幡ヶ谷2-6-5 梅村ビル7階